自己紹介・このブログについて

サイト名に込めた想い



〜「カケル∞」に込めた、未来への願い〜

はじめまして、そしてこのサイトを訪れてくださりありがとうございます。この記事では、「カケル∞ – 車椅子社会福祉士こうちゃんのサイト」という名前に込めた意味と、このブログを通して伝えたい想いについてお話しさせてください。

このブログは、単なる情報発信の場ではなく、わたしの人生の延長線上にあるものです。福祉の現場、障害当事者としての生き方、そしてAIとの出会いまで――そのすべてが交差する場所として、「カケル∞」という言葉が浮かび上がりました。




「カケル∞」という言葉に込めた想い

「カケル」という言葉には、いくつもの意味があります。

まずひとつめは、「駆ける」。 私は脳性麻痺により車椅子を使って生活しています。電動車椅子は、わたしにとって“足”であり、“翼”でもあります。この車椅子で地域を駆け回り、さまざまな人と出会い、支援をしてきました。だからこそ「駆ける」は、わたしの生き方そのものを表しています。

ふたつめは、「架ける」。 人と人の間に、制度と現場の間に、あるいは当事者と支援者の間に――橋を架ける存在でありたい。誤解や偏見、壁や制度のギャップを埋めて、温かいつながりをつくる。それが福祉の本質だと信じています。

みっつめは、「かける」=「賭ける」。 どんなに制度が整っても、人の人生には予測不能なことがたくさんあります。その中で「信じる力」「共に進む覚悟」に賭ける――そんな支援者でありたい、という想いも込めました。

そして最後に、「掛け合わせる」。 これは、わたしの今の活動すべてに通じています。 福祉×表現、障害×地域、AI×人間、制度×実践……異なるものを掛け合わせることで、新しい価値が生まれる。まさに、ブログでやっていきたいことの本質です。

そこに「∞(無限大)」を組み合わせました。 どんな人の可能性も、どんな関係性も、無限に広がっていける。そんな願いを、この記号に託しました。




車椅子社会福祉士としての歩み

私は生まれつき脳性麻痺という障害があり、幼い頃から「支援される側」として生きてきました。リハビリ、通院、支援学校、社会の中での偏見や物理的・制度的なバリア。言葉では語り尽くせない数々の「壁」にぶつかってきました。

しかし、そんな中でも私を支えてくれたのは、「つながり」でした。家族、友人、先生、支援者、地域の人たち。そして何より、同じように障害を抱えながらも前を向いて生きる仲間たちの存在でした。

大学で福祉を学び、社会福祉士の資格を取得。障害福祉サービス事業所での勤務を経て、今は施設長として、現場のマネジメントや相談支援、地域との連携を行っています。

現場では、制度だけではどうにもならないことに直面する毎日です。でもだからこそ、「人の心」「想いの力」を信じるようになりました。




書くこと、作ること、自分を表現すること

私にとって「ことば」は、生きる道具であり、希望の光でもあります。

これまで詩や歌詞、エッセイなど、たくさんの言葉を紡いできました。言葉には、誰かの心を動かす力があります。そして、自分自身を見つめ直す力もあります。

福祉の現場で働きながら、気づいたことや感じたことを言葉にしてきました。「障害があることは、弱さではない」「支援とは、上からではなく、横に並ぶことだ」――そんな想いを、自分の言葉で伝えることが、わたしのもうひとつのライフワークです。




AIと出会って広がった世界

近年、私はAIの学習を始めました。最初は「AIが福祉にどう使えるか」に興味を持ったのがきっかけでした。

しかし学ぶうちに、AIは「支援のツール」だけでなく、「創作の相棒」にもなると気づいたのです。AIを使って文章を整えたり、詩のアイデアを膨らませたり、画像生成で自分の世界観を表現したり――可能性は無限大です。

このブログでは、AIと共に生み出した作品も紹介していきます。 「障害があっても、AIという力を使えば、表現者になれる」「言葉とAIが交わるとき、新しい価値が生まれる」――そんな実験的でワクワクする世界も、皆さんと共有したいと思っています。




このブログで目指したいこと

このサイト「カケル∞」を通じて、私は以下のようなことを実現していきたいと考えています。

福祉の現場で働く人にとっての“ヒント”や“気づき”になるような記事

障害当事者やご家族にとっての“共感”や“希望”を届ける言葉

AIや表現に興味のある人とつながる場所

地域の中で新しい関係性を生む“きっかけ”


「これはただのブログではない」と言われるような、そんな“場”にしていきたいのです。




最後に:あなたとかけあわせたい

「カケル∞」という名前には、私の人生そのものが込められています。

でも、無限の可能性は、わたしひとりでは生まれません。

このブログを読んでくれた“あなた”と出会い、言葉を交わし、想いを共有し、ときには作品を一緒に楽しむことで、「∞」が形になっていくと思っています。

福祉、創作、地域、AI――いろんな軸が交差しながら、やさしく、あたたかく、そして強く生きる人たちがつながる場。

それが「カケル∞」の目指す未来です。

これからどうぞ、よろしくお願いいたします。

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