「大丈夫です」「自分でやります」
気がつけば、いつもそう答えていました。
本当は少し手伝ってほしいのに、誰かの手を借りることが“迷惑をかける”ことのように思えてしまったからです。
この記事では、私自身の体験をもとに、「迷惑」という言葉に縛られていた心の正体を見つめ直してみたいと思います。
目次
- “迷惑かけたくない”が口ぐせだった
- 本音を言えなかったあの日
- “迷惑”の正体は、自分自身の思い込みでした
- 支援を受けることで育つ関係性
- 「ありがとう」がつなぐ心
- 最後に ― 遠慮より、対話を
1. “迷惑かけたくない”が口ぐせだった
「手伝いましょうか?」
そう声をかけてもらっても、「大丈夫です」と反射的に答えてしまうことがよくありました。
人に頼ることが悪いことのように感じていたのです。
気を使ってもらうこと=迷惑をかけること。
そんなふうに考えていた私にとって、支援は「受けとる」よりも「断る」ものになっていました。
2. 本音を言えなかったあの日
大学時代、私は教室の最前列に個別机を置いて講義を受けていました。
しかしその机は自分で運ぶことができず、いつも友人
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