自己紹介・このブログについて

はじめまして。脳性まひの車椅子ユーザーが語る“共に生きる”ってなんだろう?

電動車椅子で生活する私が、「かわいそう」ではなく「共に生きる」をテーマに綴るブログ。第1回目は、自己紹介とこのブログを始めた理由をお話しします。支援する側として活動する今も、ずっと問い続けている「共生」のカタチ。僕のリアルな声を届けます。

こんにちは!
このサイトを見つけてくれて、本当にありがとうございます。

これが記念すべき、第1回目の記事になります。
「誰が書いてるの?」「なんでこのサイト始めたの?」と気になっている方もいると思うので、今回は僕自身のことや、このブログを通して伝えたいことをお話しさせてください。


自己紹介:電動車椅子で生きる“わたし”のこと

あらためまして、こんにちは。
私は脳性まひという障がいを持っています。左手と両足が不自由で、普段は電動車椅子を使って生活しています。

実は、僕は双子なんです。兄は健常者。僕だけが障がいを持って生まれてきました。
小さい頃からずっと、「なんで僕だけ違うの?」「どうして周りはジロジロ見るの?」そんな戸惑いや葛藤を抱えて生きてきました。


「福祉に関わろう」と思った理由

子どもの頃は、

  • 知らない人に指をさされる
  • 「かわいそう」って勝手に同情される
  • 「障がいは前世の行いだ」と宗教勧誘される

そんな経験が、たくさんありました。

高校に入りたくても、「バリアフリーじゃないから無理」と言われ、普通高校の進学をあきらめたこともあります。

でも、そんな中でも「福祉って、もっと温かくなれる場所なんじゃないか」って気づいたんです。
そして、「自分の経験を力に変えて、福祉の現場に立ちたい」と思うようになりました。


現在の活動

今は、障がいのある方の福祉施設の管理者として働く傍ら研修講師や講演活動を行っています。

介助者に裏切られたり、足の手術を失敗したり…いろんなことがありました。

でも、いつも思ってるのはひとつだけ。

「利用者に寄り添う支援」を一番大事にしたい。

講演満足度90%超えをキープできていて、普段の仕事でも、講師業でも「あの人に出会えて良かった」と言ってもらえるのが一番のやりがいです。


このサイトで発信したいこと

このブログでは、僕自身の実体験をベースに、

  • 障がいのある人のリアルな日常
  • 「共生」ってなんだろう?という問い
  • 福祉の制度と心のバリアフリー
  • 偏見や差別との向き合い方
  • 車椅子ユーザーとして旅する・働く・楽しむこと

などなど、“生きた福祉の話”を、なるべくわかりやすく・やわらかくお届けしたいと思っています。

また、趣味で書いている詞を公開する場にもしたいと思っています。誰か、曲を付けてくれる方、大募集♪

最近AIの学習も始めたので、作品などができたら、それも公開していきたいと思っています。


「かわいそう」じゃなく、「共に」生きよう

僕はこれまで、たくさんの「かわいそう」の視線を受けてきました。
でも、ほんとうに望んでいるのは、“同情”ではなく、“対話”です。

「福祉=特別な人がやること」ではなく、
「共生=特別なスキルがいるもの」でもない。
もっと身近に、自然体でつながれるはず。

そんな思いで、このブログを始めました。


おわりに:夢は「誰もが胸を張って暮らせる青森を」

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