当事者の声

私自身の“いま”の過ごし方

今の私は、以前のように「常に頑張る」ことよりも、
“自分が心地よくいられる時間”を大切にしています。

たとえば――
朝の静かな時間にコーヒーを淹れること。
陽の光が部屋に差し込む瞬間に深呼吸をすること。
外に出て、風の匂いや季節の音を感じること。
それだけで、心が少しずつ整っていきます。

そして、言葉を書く時間。
「何かを書くため」ではなく、
“感じたことをただ言葉にしてみる”だけで、
心の奥にある自分と、静かに向き合える気がします。

“いま”の自分を感じる時間を増やしていくと、
一日が少しずつやわらかくなっていきます。
うまくいかない日も、焦る日もあるけれど、
「それでも、今日を生きている」と思えるだけで十分なんだと感じます。


“いま”を感じる3つの習慣

① 一日の中で「ありがとう」を見つける

「ありがとう」は、最もシンプルで穏やかな言葉です。
誰かに対してだけでなく、
自分自身にも「今日もよく頑張ったね」と伝えてあげる。
その瞬間、“いま”という時間にやさしい灯がともります。


② スマホを置いて、五感で過ごす時間を持つ

私たちはつい、情報の中に心を奪われがちです。
けれど、ほんの5分でもスマホを手放して、
目の前の景色や音、香りを感じてみると、
世界の色が変わって見えます。

「風って、こんなに心地いいんだ」
「この光、なんだか優しいな」
そんな小さな気づきが、“いま”を生きる実感を与えてくれます。


③ 結果を求めず「これでいい」と思える瞬間を増やす

私たちは何かにつけて“結果”を求めがちです。
「これでいいのかな」「もっとできたのでは」――。
けれど、“いま”を生きる力とは、
「これでいい」と思える力でもあります。

失敗しても、迷っても、それが“今日の自分”であることを受け入れる。
その柔らかさが、心をほぐしてくれます。


まとめ ― “いま”を重ねることで未来はできていく

“いま”を生きるというのは、
“過去を手放す”でも、“未来を諦める”でもありません。
それは、「今日という日を丁寧に積み重ねること」

過去の経験も、未来への希望も、
“いま”をどう生きるかによって意味が変わっていきます。

明日をつくるのは、今日。
未来は、いまの延長線上にある。
だからこそ、焦らず、比べず、
自分のペースで“今日”を生きていけばいいのだと思います。

人生は、計画どおりにはいかないけれど、
その“いま”の中にこそ、確かな喜びがあります。

大切なのは、
「何を達成したか」ではなく、
「どんな気持ちで今日を生きたか」。

そんなふうに思えるようになってから、
私は少しずつ、“生きること”が軽やかになってきました。


🌷 あとがき
変化を受け入れ、未来を描き、
そして“いま”を丁寧に生きること。
その積み重ねが、きっと“自分らしい人生”という形をつくっていくのだと思います。

どんな日も、どんな瞬間も、
自分の中に流れる時間を信じて、
穏やかに歩いていけますように。

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