働き方・キャリア

“我慢しすぎた自分”を責めないで

― それは、精一杯生きてきた証だった ―


はじめに

「どうして、あのときもっと早く辞めなかったんだろう」
「無理だって、分かっていたはずなのに」

仕事を辞めたあと、
私は何度も、過去の自分を責めました。

我慢しすぎたこと。
限界まで耐えてしまったこと。
もっと自分を大切にできなかったこと。

でも今は、
その“我慢しすぎた自分”を
少し違う目で見られるようになっています。


目次

  1. 我慢していた自分を、責め続けていた頃
  2. なぜ、我慢しすぎてしまったのか
  3. 私自身が「我慢」を選んでいた理由
  4. 我慢は、弱さではなかった
  5. 過去の自分にかけてあげたい言葉
  6. まとめ:責める代わりに、ねぎらおう

1. 我慢していた自分を、責め続けていた頃

仕事を辞めた直後の私は、
どこかホッとしながらも、
強い自己否定の中にいました。

「もっと早く決断できたはず」
「自分のケアが足りなかった」

そうやって、
過去の自分を“失敗例”のように扱っていた
気がします。

でも、責めても、
心は少しも楽になりませんでした。


2. なぜ、我慢しすぎてしまったのか

冷静に振り返ると、
我慢しすぎたのは、
意志が弱かったからではありません。

  • 責任を果たしたかった
  • 周囲に迷惑をかけたくなかった
  • 「ここで辞めたら逃げだ」と思っていた

それは、
真面目さや誠実さの裏返し
でもあったのだと思います。


3. 私自身が「我慢」を選んでいた理由

対人関係に悩みながら働いていた頃、
私の中には
「自分さえ耐えれば、うまく回る」という思いがありました。

本音を飲み込み、
疲れを隠し、
「大丈夫です」と言い続ける。

それは、自分を守るための
精一杯のやり方だったのだと、
今なら分かります。


4. 我慢は、弱さではなかった

我慢は、決して
「間違った選択」ではありません。

その時点でのあなたが、
考え、感じ、選び取った
最善の選択 だったはずです。

だからこそ、
「どうしてあんなに我慢したんだろう」ではなく、
「そこまで耐えてきたんだね」
と、言い換えてみてほしいのです。


5. 過去の自分にかけてあげたい言葉

もし、あの頃の自分に
声をかけられるとしたら、
私はこう言いたいと思っています。

「よく頑張ったね」
「一人で抱えすぎていたね」
「それでも、生き抜いたね」

責める言葉ではなく、
ねぎらう言葉を。

それは、
今の自分を支える言葉にもなっていきます。


6. まとめ:責める代わりに、ねぎらおう

我慢しすぎた過去は、
消すことはできません。

でも、
どう意味づけるかは、今のあなたが選べます。

責め続けるのか。
それとも、ねぎらうのか。

過去の自分を許すことは、
前に進むための
大切な土台になります。

どうか、
我慢しすぎたあなた自身を、
そっと労ってあげてください。


次回は
第8回
「支援者と“ちょっと気まずくなったとき”、どう立て直す?」

というテーマに進むと、
当事者・支援者双方にとって
とても深い回になります。

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