はじめに
「普通に働きたいだけなのに、どうしてこんなに苦しいんだろう」
これは、私が長い間、心の中で何度も繰り返してきた言葉です。
遅刻をしているわけでもない。
仕事をさぼっているわけでもない。
周りと同じように、責任を持って働こうとしている。
それなのに、
人より疲れやすく、
人より消耗が激しく、
気づけば心が限界に近づいていました。
私は対人関係に悩み、仕事を辞める選択をしました。
「普通に働く」ということが、
自分にとって想像以上に負担になっていたのだと思います。
このシリーズでは、
“働くことがしんどくなった理由”を、能力や根性のせいにしない視点
を、少しずつ言葉にしていきます。
目次
- 「普通に働く」が前提になっていた
- しんどさの正体は、能力不足ではなかった
- 私自身が感じていた“違和感”
- なぜ、我慢が積み重なっていったのか
- このシリーズで伝えていきたいこと
1. 「普通に働く」が前提になっていた
学校を卒業したら働く。
社会人として、きちんとやる。
迷惑をかけず、周囲に合わせる。
いつの間にか、
「普通に働く」という言葉が、
疑うことのできない前提 になっていました。
でもその「普通」は、
誰にとっての普通だったのでしょうか。
2. しんどさの正体は、能力不足ではなかった
仕事がしんどくなると、
多くの人がまず自分を責めます。
- 自分の要領が悪い
- メンタルが弱い
- もっと頑張れるはず
私もそうでした。
でも振り返ると、
しんどさの原因は
「できないこと」ではなく、
“合わせ続けていたこと” にありました。
3. 私自身が感じていた“違和感”
職場では、
相手の表情や声のトーンを過剰に気にし、
その場の空気を崩さないように神経を張り続けていました。
頼まれたら断れない。
無理でも「大丈夫です」と答えてしまう。
その積み重ねで、
自分の疲れや限界が分からなくなっていった のだと思います。
「働けなくなった」のではなく、
「働き方が合っていなかった」。
今なら、そう言えます。
4. なぜ、我慢が積み重なっていったのか
我慢をしていた理由は、
真面目さや責任感だけではありません。
- 支援職としての立場
- 周囲からの期待
- 「役に立ちたい」という思い
それらが重なり、
自分を後回しにすることが当たり前 になっていました。
我慢は悪意から生まれるものではなく、
むしろ「ちゃんとやりたい」気持ちから生まれることが多いのです。
5. このシリーズで伝えていきたいこと
このシリーズで伝えたいのは、
「無理をしない働き方」
「楽な仕事の探し方」
だけではありません。
生きづらさを抱えたままでも、
自分に合った形で社会と関わっていける
という視点です。
働くことは、
一つの形しかないわけではありません。
あなたの特性や心の状態に合わせて、
選び直していいし、調整していい。
このシリーズは、
そのための言葉を、
一つずつ置いていく場所にしたいと思っています。
おわりに
もし今、
「普通に働けない自分はダメなんじゃないか」
そう感じているとしたら、
その苦しさには、
ちゃんと理由があります。
次回は、
「仕事がつらくなるのは、能力不足じゃなかった」
というテーマで、
もう少し具体的に掘り下げていきます。














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