働き方・キャリア

【第6回|当事者×支援職の実体験】

「“もう少し頑張れる”が、いちばん危険なサインだった

― 限界に気づけなかった私の話 ―」


リード文

「まだ大丈夫」
「もう少しだけなら、頑張れる」
「今ここで踏ん張らないといけない気がする」

そんな言葉を、自分に何度も言い聞かせながら働いていませんか。

私自身、体調や気持ちに小さな違和感を感じながらも、
「もう少し頑張れる」という感覚を信じて働き続けた結果、
人間関係のしんどさが重なり、仕事を辞める選択
をしました。

この記事では、
なぜ「もう少し頑張れる」という感覚が危険になりやすいのか、
そしてそのサインに、どう向き合えばよかったのかを、
私自身の経験をもとにお伝えします。

この記事を読み終えたとき、
「限界まで頑張らなくてもいい理由」と
「立ち止まるタイミングの考え方」が、少し見えてくるはずです。


目次

  1. 「もう少し頑張れる」と思ってしまう瞬間
  2. なぜその感覚が、危険なサインになりやすいのか
  3. 私が限界に気づけなかった理由
  4. “頑張れる感覚”の正体
  5. 今ならこう考える、立ち止まる目安
  6. まとめ:頑張れなくなる前に、止まっていい

1. 「もう少し頑張れる」と思ってしまう瞬間

職場で、こんな場面はありませんか。

  • 忙しい時期だから仕方ない
  • 今ここで抜けると迷惑をかける
  • 自分より大変そうな人がいる

そう考えているうちに、
「つらい」という感覚より先に、
「まだいける」という判断をしてしまう。

この感覚は、
責任感が強い人ほど、よく起こります。


2. なぜその感覚が、危険なサインになりやすいのか

結論から言うと、
「もう少し頑張れる」は、限界に近づいているサインであることが多いです。

理由は、

  • 本当に余裕があるときは、無理を意識しない
  • 頑張っている自覚がある時点で、負荷は大きい
  • 自分の感覚より、周囲の期待を優先している

からです。

「頑張れる」という言葉は、
実は 自分を説得するための言葉 になっていることがあります。


3. 私が限界に気づけなかった理由

私自身、福祉の現場で働くなかで、

  • 役割を任されている
  • 期待に応えたい
  • 「できる人」でいなければならない

そんな気持ちを抱えていました。

体調や気分に違和感があっても、
「今は忙しいから」と後回しにする。
それを繰り返すうちに、
しんどさを感じる感覚そのものが鈍くなっていったように思います。

結果的に、
「頑張れなくなったとき」に初めて、
自分が限界だったことに気づきました。


4. “頑張れる感覚”の正体

PREPで結論を言うと、
「頑張れる」という感覚は、安心ではなく、緊張の延長だったのだと思います。

理由としては、

  • 失敗したくない
  • 期待を裏切りたくない
  • 居場所を失いたくない

そんな不安が、
「まだやれる」という感覚を生んでいました。

つまり、
頑張れているのではなく、
頑張らざるを得なかっただけだったのです。


5. 今ならこう考える、立ち止まる目安

今の私が、当時の自分に伝えるなら、
こんな目安を持つと思います。

  • 休みの日も仕事のことを考えてしまう
  • 「つらい」と感じる前に、疲れている
  • 誰かに相談する余裕がない

これらが重なってきたら、
立ち止まるサインです。

限界まで頑張ってから止まるのではなく、
「まだ頑張れる」と思っている段階で、
一度足を止めてもよかったのだと思います。


6. まとめ:頑張れなくなる前に、止まっていい

結論です。

「もう少し頑張れる」と思っているときほど、
自分の状態を疑ってみてほしい。

それは、怠けではありません。
逃げでもありません。

これから先も生きていくために、
壊れない選択をするための判断です。

もし今、
「まだいける」と自分に言い聞かせながら働いている人がいたら、
こう伝えたいです。

頑張れなくなる前に、止まっていい。
止まれたこと自体が、あなたの強さです。

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