働き方・キャリア

【第5回|当事者×支援者の実体験】

評価されているはずなのに、不安が消えなかった理由

― “ちゃんとやれている自分”を信じられなかった日 ―


リード文

「周りからは、ちゃんとできていると言われている」
「任せてもらえる仕事も増えている」
それなのに、なぜか安心できない——。

そんな感覚を抱えたまま、働いていませんか。

私自身、福祉の現場で管理や支援の役割を任され、
表面的には“問題なく働けている人”でした。
それでも心の奥には、
『この評価は、いつか崩れるのではないか』という不安が消えずにありました。

この記事では、
「評価されているのに不安が消えない」状態がなぜ起きるのかを整理しながら、
不安をゼロにしようとしなくていい理由を、私自身の体験をもとにお伝えします。

この記事を読み終えたとき、
「不安がある自分=ダメな自分」という考えが、
少しだけ緩むはずです。


目次

  1. 「できているはずなのに、安心できない」感覚
  2. 評価と安心感は、必ずしも一致しない
  3. 私が“不安を抱えたまま”働いていた頃
  4. 不安が消えなかった本当の理由
  5. 不安をなくそうとしなくてよかった
  6. まとめ:不安があっても、働いていい

1. 「できているはずなのに、安心できない」感覚

職場で、こんな状況はありませんか。

  • 「助かっているよ」と言われる
  • 任される仕事が増える
  • 周囲から信頼されているように見える

それでも心の中では、

「本当に自分で大丈夫なんだろうか」
「いつか見限られるんじゃないか」

そんな不安が消えない。

この感覚は、
真面目に働いてきた人ほど抱えやすいものです。


2. 評価と安心感は、必ずしも一致しない

結論から言うと、
評価されていることと、安心できることは別物です。

なぜなら、

  • 評価は“外からの視点”
  • 安心感は“内側の感覚”

だからです。

どれだけ周囲が評価してくれても、
自分の中に「失敗してはいけない」「迷惑をかけてはいけない」が強いと、
不安は消えません。

むしろ、
評価が高まるほど、プレッシャーが増すこともあります。


3. 私が“不安を抱えたまま”働いていた頃

私自身、管理や調整の役割を任されながら、

  • 期待に応えなければ
  • 弱音を吐いてはいけない
  • できる人でいなければ

そんな気持ちを抱えていました。

周囲からは
「助かっています」「頼りにしています」と言われていた一方で、
心の中では、
不安を見せたら、評価が下がる気がしていたのです。

結果的に、
不安を抱えたまま無理を続け、
人間関係のしんどさが積み重なっていきました。


4. 不安が消えなかった本当の理由

PREPで結論を言うと、
不安が消えなかったのは、弱さではありません。

理由は、

  • ずっと「期待に応える側」で生きてきた
  • 失敗を許されない感覚を持っていた
  • 自分の安心より、役割を優先してきた

からです。

不安は、
「もっと頑張れ」というサインではなく、
「そろそろ立ち止まっていい」というサインだったのかもしれません。


5. 不安をなくそうとしなくてよかった

あるとき、私は考え方を変えました。

不安を消すことを目標にしない

不安があっても、

  • 誰かに相談できる
  • 休める選択肢がある
  • 立て直せる余地がある

そう感じられることのほうが、
働き続けるうえでは大切でした。

不安がゼロになることより、
不安があっても壊れない状態をつくる。
それが、私にとって現実的な目標になりました。


6. まとめ:不安があっても、働いていい

結論です。

評価されているのに不安が消えない自分は、
何もおかしくありません。

それは、

  • 責任感がある
  • 周囲を大切にしてきた
  • 自分を粗末に扱わなかった

その証でもあります。

もし今、
「こんなに不安なのに働いていいのだろうか」と感じている人がいたら、
こう伝えたいです。

不安があっても、働いていい。
不安があるからこそ、守りながら働いていい。

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