はじめに
「ちゃんとしなきゃ」
この言葉を、私は何度、自分に向けてきたでしょうか。
仕事でも、人間関係でも、
迷惑をかけないように。
期待に応えられるように。
大人として、社会人として。
その気持ちは、
決して悪いものではありませんでした。
むしろ、責任感や誠実さの表れだったと思います。
でもあるとき、
ふと気づいたのです。
「ちゃんとしなきゃ」が、
いつの間にか自分を追い詰める言葉になっていた ことに。
目次
- 「ちゃんとしなきゃ」が当たり前になった理由
- “ちゃんと”の基準は、誰が決めていたのか
- 私自身が「ちゃんと」を手放せなかった頃
- 「ちゃんとしなきゃ」が心を削る仕組み
- 「ちゃんと」より大切だったもの
- 年末に、あなたへ伝えたいこと
1. 「ちゃんとしなきゃ」が当たり前になった理由
振り返ると、
「ちゃんとしなきゃ」は
誰かに強く言われた言葉ではありませんでした。
- 空気を読むこと
- 期待に応えること
- 失敗しないこと
それらを積み重ねる中で、
自分で自分に課していったルール
だったように思います。
だからこそ、
誰にも止めてもらえなかった。
2. “ちゃんと”の基準は、誰が決めていたのか
「ちゃんと」は、とても曖昧な言葉です。
でも私は、
無意識のうちに
周囲の基準を自分に当てはめていました。
- もっと余裕を持てて当たり前
- 感情を出さずに対応できて当然
- 多少しんどくても我慢するのが社会人
その基準は、
私の心や体の状態を
ほとんど考慮していない基準 でした。
3. 私自身が「ちゃんと」を手放せなかった頃
対人関係に悩みながら働いていた頃、
私は常に
「ちゃんとできているか」を気にしていました。
疲れていても、
不安でも、
「ちゃんとやらなきゃ」と自分を動かす。
でも、
ちゃんとしようとすればするほど、
心は硬くなり、
余裕がなくなっていったように思います。
結果的に、
“ちゃんと”を守ろうとして、
自分を守れなくなっていました。
4. 「ちゃんとしなきゃ」が心を削る仕組み
「ちゃんとしなきゃ」は、
一時的には自分を支えてくれます。
でもそれが続くと、
- 休むことに罪悪感が生まれる
- 助けを求められなくなる
- 失敗が怖くなる
そして、
自分の状態よりも、
評価や期待を優先する癖 が強くなります。
気づかないうちに、
心の余白が失われていくのです。
5. 「ちゃんと」より大切だったもの
今なら、
はっきり言えることがあります。
「ちゃんと」よりも大切だったのは、
「今の自分に無理がないか」
という問いでした。
・今日はこれ以上頑張らなくていい
・今は休むタイミングかもしれない
・完璧じゃなくてもいい
そうやって自分に問いかけることが、
結果的に
長く生きていくために必要だったのだと思います。
6. 年末に、あなたへ伝えたいこと
今日は、大みそかです。
もしこの一年を振り返って、
「ちゃんとできなかったこと」
「思うようにいかなかったこと」
がたくさん浮かんできたとしても、
どうか、それだけで
一年を評価しないでください。
あなたはきっと、
見えないところで
たくさん耐え、考え、選択してきたはずです。
今年を「ちゃんと締めくくらなくても」いい。
反省よりも、
「ここまで生きてきた自分」を
ねぎらう時間 にしてもらえたらと思います。
この一年、
この場所に立ち寄ってくださり、
本当にありがとうございました。
どうか、
あなたとあなたの大切な人たちが、
穏やかな気持ちで
新しい年を迎えられますように。
よいお年をお迎えください。













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