― 動けない理由を言語化すると、少し前に進める ―
リード文
「応募ボタンを押すだけなのに、なぜか指が止まる」
「落ちるのが怖い」「また傷つくのが怖い」
そんな気持ちを抱えたことはありませんか。
働きたい気持ちはあるのに、応募ができない。
その状態が続くと、「自分は怠けているのでは」と責めてしまうこともあります。
でも本当にそれは“弱さ”なのでしょうか。
この記事では、応募が怖い本当の理由と、その整理法をお伝えします。
私自身、対人関係に悩み退職した後、応募画面の前で何度も固まった経験があります。
支援の現場でも、「動きたいのに動けない」方を多く見てきました。
この記事を読むことで、
“動けない自分”を責めるのではなく、
動けない理由を理解し、次の一歩を設計できる視点が手に入ります。
目次
- 応募が怖いのは、意志が弱いからではない
- 私が応募できなかった日のこと
- 怖さの正体は「未来の傷」を想像しているから
- 応募のハードルを下げる3つの整理法
- まとめ|応募は「覚悟」ではなく「仮決定」でいい
1. 応募が怖いのは、意志が弱いからではない
結論から言えば、
応募が怖いのは、防衛反応です。
理由はシンプルです。
応募とは「評価される場」に自分を出すことだからです。
・落ちるかもしれない
・否定されるかもしれない
・また傷つくかもしれない
過去に職場で傷ついた経験があるほど、
脳は「もう同じ目に遭いたくない」と警戒します。
つまり、動けないのは弱いからではなく、
ちゃんと生き延びようとしている反応なのです。
2. 私が応募できなかった日のこと
退職後、私は何度も求人サイトを眺めていました。
条件も悪くない。仕事内容も理解できる。
それでも、応募ボタンが押せなかった。
理由ははっきりしていました。
「また人間関係で苦しくなったらどうしよう」
「期待されて応えられなかったらどうしよう」
私は当時、“長く続けられるかどうか”を
応募前から考えすぎていました。
応募=人生の決断
のように捉えていたのです。
でも、本当は違いました。
3. 怖さの正体は「未来の傷」を想像しているから
応募が怖いとき、私たちは
“未来の最悪”を想像しています。
・また孤立するかもしれない
・また体調を崩すかもしれない
・また辞めることになるかもしれない
でもそれは、まだ起きていない出来事です。
私は支援の現場で、
応募を何ヶ月もためらっていた方が、
「一度面接を受けてみたら、思っていたより怖くなかった」と
話す姿を何度も見てきました。
怖さの多くは、
想像の中で膨らんでいることが少なくありません。
4. 応募のハードルを下げる3つの整理法
では、どうすればいいのでしょうか。
① 応募は「見学」と考える
応募=入社決定ではありません。
まずは「話を聞きに行く」くらいでいい。
私はこの視点に変えたとき、
ようやくボタンが押せました。
② 目的を“続けること”にしない
前回の記事でも触れましたが、
「長く続ける」が前提だと重くなります。
・今の自分で通用するか確かめる
・どんな職場か知る
この程度で十分です。
③ 失敗の定義を変える
落ちた=失敗
ではありません。
・相性が合わなかった
・条件が違った
それだけのことです。
応募は、自分を否定される場ではなく、
合う場所を探す作業です。
5. まとめ|応募は「覚悟」ではなく「仮決定」でいい
応募は人生の最終決断ではありません。
仮に一歩出してみる行為です。
怖いままでいい。
不安があっていい。
それでも、小さく動いてみる。
私もまだ完全に怖さがなくなったわけではありません。
でも、「怖い=ダメ」ではないと知ってから、
自分を責める時間は減りました。
もし今、応募ボタンの前で止まっているなら、
覚悟を決めなくていい。
ただ、「見学してみようかな」
それくらいで、十分です。
🌿 最後に
働く前の時間は、不安が濃くなりやすいものです。
でもその不安は、あなたが真剣だからこそ生まれています。
怖さを抱えたままでもいい。
それでも、あなたは前を向こうとしている。
その事実だけで、もう十分価値があるのです。







この記事へのコメントはありません。