はじめに
仕事がうまくいかなくなると、
私たちは真っ先に「自分の能力」を疑います。
- 自分は要領が悪い
- コミュニケーションが下手
- もっと頑張れるはずなのに
私自身も、何度もそう思ってきました。
対人関係に悩み、仕事を辞めることになったときも、
「結局、自分の力が足りなかったのだろう」と
結論づけようとしていました。
でも、少し距離を置いて振り返った今、
はっきり言えることがあります。
仕事がつらくなった理由は、
能力不足ではありませんでした。
目次
- 「できていない自分」ばかりが目につく理由
- 能力があっても、仕事がつらくなるとき
- 私自身が抱えていた“ズレ”
- 仕事のしんどさをつくる3つの要因
- 能力の問題にしない、という視点
- まとめ:あなたの力は、別の場所で活きるかもしれない
1. 「できていない自分」ばかりが目につく理由
仕事がつらいとき、
不思議なほど
「できていない点」だけが目に入る ようになります。
- 一度のミスを何度も思い出す
- できていることは当たり前だと感じる
- 周囲と比べて落ち込む
これは、能力が低いからではありません。
心に余裕がなくなっているサインです。
余裕がなくなると、
視野は自然と狭くなります。
その結果、自分を正しく評価できなくなってしまうのです。
2. 能力があっても、仕事がつらくなるとき
現場を見てきて、そして自分自身の経験からも感じるのは、
能力があっても、仕事がつらくなることは普通にある
ということです。
- 人との距離感が合わない
- 求められる役割が合っていない
- 暗黙のルールが多すぎる
- 常に空気を読まなければならない
こうした要素が重なると、
仕事は急激に消耗するものになります。
3. 私自身が抱えていた“ズレ”
振り返ると、
私は仕事の内容そのものよりも、
人との関わり方に神経を使いすぎて 疲れていました。
相手の表情や声色を読み取り、
先回りして動こうとする。
トラブルを起こさないよう、
常に気を張り続ける。
それは「配慮」や「責任感」でもありましたが、
同時に、
自分をすり減らす働き方 でもありました。
4. 仕事のしんどさをつくる3つの要因
仕事がつらくなる背景には、
次のような要因が重なっていることが多いです。
① 環境とのミスマッチ
職場の文化・スピード・価値観が合わない。
② 役割の過剰さ
求められていないところまで背負ってしまう。
③ 特性とのズレ
感受性の高さ、疲れやすさ、対人緊張など。
これらは
努力で解決できないことも多い問題 です。
5. 能力の問題にしない、という視点
仕事がつらくなったとき、
「能力不足」と考えるのは、
ある意味で分かりやすい説明です。
でもそれは、
自分を一番簡単に傷つけてしまう説明 でもあります。
視点を少し変えてみてください。
- 合わない場所だっただけかもしれない
- 今の自分には負荷が大きすぎただけかもしれない
- 得意な力を使える環境ではなかったのかもしれない
そう考えることは、
言い訳ではありません。
6. まとめ:あなたの力は、別の場所で活きるかもしれない
仕事がつらくなった経験は、
あなたの価値を下げるものではありません。
それは、
「ここでは力を出しきれなかった」
というだけの話 です。
あなたが持っている力は、
別の場所、別の形で
活きる可能性があります。
次回は、
「対人関係で限界を感じたとき、心に起きていたこと」
というテーマで、
もう一歩、あなたの内側に踏み込んでいきます。













この記事へのコメントはありません。