しっかり休んだつもりなのに、なぜか回復した感じがしない。横になった、予定も減らした、無理もしていない。なのに、気持ちも体もすっきりしない。そんな日はありませんか?
こういうときは、「休み方が足りなかった」と考えがちです。でも実際には、休む時間があっても、頭の中が休めていないことがあります。気になることを考え続けていたり、次の予定を心の中で並べていたり、休んでいるつもりでずっと緊張が抜けていなかったり。これでは、体は止まっていても、疲れは残りやすくなります。
私自身、回復しない感じがある日は、「長く休む」よりも「回復しやすい形に整える」ほうが大事だと感じています。今回は、休んだはずなのに回復した感じがしないときに、疲れを残しにくくする整え方を3つ紹介します。この記事を読むことで、「ちゃんと休んだのにしんどい」の正体が少し見えやすくなるはずです。
目次
- 休む前に、頭の中の持ち物を外に出す
- 回復しにくい日は、体より先に呼吸をゆるめる
- その日の体調に合う休み方を選ぶ
1. 休む前に、頭の中の持ち物を外に出す
休んでも回復しないときは、休む前に頭の中がいっぱいのままになっていることがあります。やること、気になること、返していない連絡、明日の予定。こうしたものを抱えたまま横になっても、心のどこかがずっと働いたままです。
厚生労働省は、もやもやした気持ちを紙やスマホに書き出すことで、悩みと距離をとって客観的に見やすくなり、あせりがやわらぐと説明しています。また、書いたものを読み直すことで、新しい選択肢に気づけることもあるとしています 厚生労働省
だから、休む前には「今日もう考えなくていいこと」「明日でいいこと」「今いちばん気になっていること」を短く書いておくのがおすすめです。頭の中の荷物を机に置いてから休むだけで、休み方の質は少し変わります。
2. 回復しにくい日は、体より先に呼吸をゆるめる
休んだつもりでも回復感がない日は、体そのものより、緊張が抜けていないことがあります。とくに不安やあせりがあると、呼吸が浅く速くなりやすく、気づかないうちにずっと力が入ったままになります。
厚生労働省は、不安や緊張が強いときこそ、深い呼吸を意識することを勧めています。やり方は、まず息をゆっくり吐き、そのあと鼻から吸う腹式呼吸を5〜10分ほどくり返す、というものです 厚生労働省
「休む=ただ横になる」だけでなく、呼吸を少しゆるめる時間を入れると、休みが“停止”だけで終わらず、“回復”に近づきやすくなります。電源は切っているのに、裏でアプリが動いているような日には、まずそのバックグラウンドを静かにする感じです。
3. その日の体調に合う休み方を選ぶ
回復しない感じがある日にしんどいのは、「ちゃんと休まなきゃ」と思うほど、休み方まで正解探しになりやすいことです。でも、その日に合う休み方は毎回同じとは限りません。
厚生労働省のセルフケアでは、疲れたときやつらいときは、その日の気分や体調に合わせて無理のないメニューを選ぶことが勧められています。しんどいときは、無理に運動をしないことや、一人で我慢しないことも大切だとされています 厚生労働省
つまり、今日は「寝るのが合う日」かもしれないし、「少し書いて整理する日」かもしれないし、「呼吸だけ整える日」かもしれません。休み方にまで満点を求めず、今日の自分に合う回復のしかたを選ぶことが、疲れを残しにくくする近道です。
まとめ
休んだはずなのに、なぜか回復した感じがしないときは、
- 休む前に頭の中を外に出す
- 呼吸をゆるめて緊張をほどく
- その日の体調に合う休み方を選ぶ
この3つを意識すると、疲れを少し残しにくくしやすくなります。
回復できない日は、自分が弱いのではなく、休み方が今の状態に合っていないだけかもしれません。長く休むことより、休みが回復につながる形に整っていること。そのほうが、毎日にはよく効きます。休むのが下手、で片づけず、回復しやすい整え方を少しずつ持っていけたら十分です。
参考文献・参照先
- 厚生労働省「今の気持ちを書いてみる」
https://www.mhlw.go.jp/kokoro/youth/stress/self/self_02.html - 厚生労働省「腹式呼吸をくりかえす」
https://www.mhlw.go.jp/kokoro/youth/stress/self/self_03.html - 厚生労働省「こころと体のセルフケア」
https://www.mhlw.go.jp/kokoro/youth/stress/self/index.html













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