ポイントを貯めているのに、なぜか家計がラクになった感じがしない。そんなふうに思ったことはありませんか?
値下げシールが貼ってあるものを選んだり、Amazonや楽天市場でまとめ買いしたり、少しでもポイントが付くように工夫したり。やっていること自体はとても堅実なのに、「けっきょく何が得だったのだろう」と感じることがあります。
そのモヤモヤは、ポイントの貯め方ではなく、使い方の位置づけを整えると軽くなります。今回は、脳性麻痺の当事者として電動車椅子で一人暮らしをしながら、在宅勤務で暮らしを回している私が、家計に効くポイントの使い方を3つに分けて解説します。この記事を読むと、「得した気分」で終わらず、「家計が少し軽くなった」と感じやすい使い方が見えてきます。
目次
- ポイントは「ごほうび」より「家計の補助」として使う
- よく買うものは「買い方」を先に決める
- ポイントの出口を決めて、使いすぎを防ぐ
1.ポイントは「ごほうび」より「家計の補助」として使う
結論から言うと、ポイントは“得した気分を増やす道具”ではなく、“生活費を軽くする道具”として使うほうが、家計には効きやすいです。
私は、値下げシールが貼ってあるものをできるだけ選んで買いますし、ポイントが付きやすい買い方も意識しています。ただ、本当に大事なのは「何ポイント付いたか」より、「今月の食費や日用品費がどれだけ軽くなったか」です。ポイントで少し豪華な物を買うのも楽しいですが、毎月必要な物にあてたほうが、家計の土台は静かに強くなります。
金融庁は、家計管理の基本として「収入と支出を把握すること」「収支を黒字にすること」「黒字分を貯蓄すること」を挙げています。ポイントもこの流れの中で考えると、主役ではなく、黒字を助ける脇役として使うのがちょうどいいです。金融庁「資産形成の基本」
2.よく買うものは「買い方」を先に決める
ポイントで迷いやすい人ほど、買うたびに考えるのではなく、よく買う物の買い方を先に決めておくのがおすすめです。
たとえば私は、Amazonや楽天市場で、定期購入やまとめ買いで安くなるものは、できるだけまとめて買うようにしています。移動や体調の負担を減らしやすいですし、在宅勤務のある生活でも補充の手間を減らせます。ただし、ここで大事なのは「安いから買う」ではなく、「本当に使い切れるか」「置き場所はあるか」「1個あたりは本当に安いか」を先に見ることです。ポイントは最後に付いてくる“おまけ”くらいで考えたほうが、失敗しにくいです。
消費者庁の教材でも、使えるお金には限りがあること、買う前に計画を立てること、先に貯める分を分けることが大事だと示されています。安く買う工夫は大切ですが、計画なしのまとめ買いは、節約ではなく“物の前払い”になってしまうことがあります。消費者庁「お金の上手なやりくり」
3.ポイントの出口を決めて、使いすぎを防ぐ
ポイントを貯めているのに得した気がしない大きな理由は、出口が決まっていないことです。
おすすめは、「ポイントは食費に使う」「日用品だけに使う」「月末にまとめて生活費へ充てる」のように、使い道を先に決めておくことです。そうすると、ポイント集めがゲームになりにくく、家計管理の一部になります。私も、ポイントそのものを目的にすると判断が増えて疲れやすいので、「生活を少し軽くするために使う」と決めるほうが合っています。節約は、気合いより設計のほうが長持ちします。
また、キャッシュレス決済は便利な反面、使った感じが薄くて、ポイント目当ての買いすぎにつながることもあります。消費者庁の資料でも、利用可能額の設定、利用履歴の確認、支払総額のシミュレーション機能の活用が、使いすぎ予防として挙げられています。ポイントを増やす前に、支出が増えていないかを見る。ここは地味ですが、とても大事です。消費者庁「キャッシュレス決済の動向整理」
まとめ
ポイントは、貯めること自体が目的になると、意外と家計に効きません。
大事なのは、
- ポイントを生活費の補助として使うこと
- よく買うものは買い方を先に決めておくこと
- ポイントの使い道を決めて、使いすぎを防ぐこと
この3つです。
節約は、いつも最安値を追いかける競技ではありません。暮らしを少しラクにして、迷う回数を減らし、使えるお金を守るための仕組みです。ポイントも、その仕組みの中に入ると、ようやく「得した気がする」より先の、「家計が整ってきた」という実感につながっていきます。












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