相談したい気持ちはあるのに、いざ話そうとすると言葉が出てこない。何から話せばいいか分からず、結局「また今度でいいか」と引っ込めてしまう。そんなことはありませんか?
相談が苦手な人は、話す力が足りないのではなく、頭の中にあるものが多すぎて、出口が混み合っていることがよくあります。困っていること、気をつかっていること、うまく言えない不安。その全部を一度に出そうとすると、言葉はまとまりにくくなります。
でも、相談は最初から上手に話さなくて大丈夫です。厚生労働省は、もやもやした気持ちを紙やスマホに書くことで、悩みと距離をとり、落ち着いて考えやすくなると案内しています 厚生労働省
今回は、相談したいのにうまく言葉がまとまらないときに、伝わりやすくする準備のしかたを3つ紹介します。この記事を読むことで、「話せないから相談できない」から少し抜けやすくなるはずです。
目次
- まずは「何に困っているか」だけを一行で書く
- 相談の目的を一つだけ決めておく
- うまく話せない前提で、最初のひとことを用意する
1. まずは「何に困っているか」だけを一行で書く
相談しようとして言葉がまとまらないときは、背景や気持ちを全部説明しようとしすぎていることがあります。そんなときは、まず困りごとの中心だけを一行で書くのがおすすめです。
たとえば、
- 連絡の返し方で止まっている
- 予定が崩れると立て直せない
- 頼りたいけれど、どこまでお願いしていいか分からない
このくらいで十分です。厚生労働省は、頭の中だけで考えるのではなく、実際に手を動かして書くことが大切だと説明しています 厚生労働省
一行にすると、相談の入口が見えます。全部きれいに話せなくても、「今いちばん困っていること」が見えていれば、相談は始めやすくなります。
2. 相談の目的を一つだけ決めておく
相談が重くなるのは、「分かってもらいたい」「解決したい」「整理したい」が一度に混ざるときです。もちろん全部大事なのですが、最初から全部を目指すと、話すほうも聞くほうも少し苦しくなります。
だから相談の前に、今回は何のために話すのかを一つだけ決めておくと、かなり伝わりやすくなります。たとえば、
- 気持ちを整理したい
- 次の一歩だけ決めたい
- どこに相談すればいいか知りたい
厚生労働省の「こころの耳」では、電話・SNS・メールなど複数の相談手段が用意されていて、一人で抱え込まないための支援につながれるようになっています こころの耳
相談は、人生を一度で全部片づける場ではありません。まずは「今日はここまで話せれば十分」という小さめの目的で大丈夫です。
3. うまく話せない前提で、最初のひとことを用意する
相談が苦手な人ほど、「ちゃんと話せなかったらどうしよう」と不安になります。だからこそ、最初のひとことを先に用意しておくと、かなりラクになります。
たとえば、
- うまく言えないのですが、少し聞いてほしいです
- 話がまとまっていないのですが、今いちばん困っていることがあります
- 相談したいのですが、自分でも何に困っているか整理しきれていません
こうした一言があるだけで、最初のハードルがぐっと下がります。厚生労働省も、つらいときは一人で我慢しないことや、その日の気分や体調に合わせて無理のない形を選ぶことを勧めています 厚生労働省
相談も同じで、「上手に話す」より「入りやすい形で始める」ほうが大事です。少し不格好でも、入口が開けば、その先は一緒に整えられることがあります。
まとめ
相談したいのに、うまく言葉がまとまらないときは、
- 困りごとを一行で書く
- 相談の目的を一つにしぼる
- 最初のひとことを先に用意する
この3つを意識すると、相談の準備が少し軽くなります。
相談は、完璧に整理してから行く場所ではなく、整理しきれないものを少しずつほどいていく場所でもあります。だから、話がまとまっていないままでも大丈夫です。まずは、ひとこと分だけでも外に出せたら、それはもう十分に前進です。
参考文献・参照先
- 厚生労働省「今の気持ちを書いてみる」
https://www.mhlw.go.jp/kokoro/youth/stress/self/self_02.html - 厚生労働省「こころと体のセルフケア」
https://www.mhlw.go.jp/kokoro/youth/stress/self/index.html - 厚生労働省「こころの耳」
https://kokoro.mhlw.go.jp/











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