暮らしの工夫

【避難所生活が不安で、防災を考える手が止まるとき】自分に必要な備えを見つける考え方3つ

「避難所って、自分にはしんどそう」
「周りに合わせるだけで精いっぱいになりそうで、防災を考えるのが重い」
そんなふうに感じたことはありませんか?

避難所生活が不安なのは、考えすぎだからではありません。障害のある暮らしでは、音、トイレ、移動、充電、薬、休み方、人との距離など、気になることが最初から多いからです。だから、防災が進まないときに必要なのは、「避難所は大丈夫」と無理に思い込むことではありません。自分にとって何が困るのかを先に見つけることです。

政府広報オンラインでも、災害への備えは特別なことではなく、日々の暮らしの中での準備が命を守る力になると伝えています。政府広報オンライン

今回は、避難所生活への不安で手が止まりやすいときに、自分に必要な備えを見つける考え方3つを紹介します。この記事を読むことで、「避難所が不安だから考えたくない」が、「不安の中身を分ければ少し動けるかも」に変わりやすくなります。

目次

  1. 不安を「避難所そのもの」ではなく「困りごと」に分ける
  2. 自分に必要な配慮を短い言葉にしておく
  3. 避難先を一つに決め打ちせず、早めに動ける準備をする

1. 不安を「避難所そのもの」ではなく「困りごと」に分ける

避難所が不安だと感じるとき、多くの場合つらいのは「避難所」という言葉そのものではなく、その中に入っている具体的な困りごとです。

たとえば、
・人が多い場所だと休みにくい
・トイレの使い方に不安がある
・薬や衛生用品が足りなくなるのが心配
・スマホや電動機器の充電が気になる
・説明が一度に多いと整理しにくい
といったことです。

政府広報オンラインでも、避難所では要配慮者への心配りが必要であり、間仕切り板等でプライバシーを確保することなどが案内されています。政府広報オンライン

つまり、「自分は避難所が無理」と大きくまとめるより、何があれば少し過ごしやすくなるかを分けて考えるほうが、防災は進みやすくなります。

2. 自分に必要な配慮を短い言葉にしておく

不安を分けたら、次は自分に必要な配慮を短く言葉にしておくことが大切です。

たとえば、
「静かな場所だと助かります」
「薬を切らせないようにしたいです」
「説明は一つずつだと理解しやすいです」
「充電が必要です」
のように、短い形で十分です。

政府広報オンラインでは、要配慮者の事前の備えとして、避難所生活や介助生活で最低限必要な物を確保しておくことや、避難場所と避難方法を確認しておくことが勧められています。政府広報オンライン

また、内閣府は福祉避難所の確保・運営ガイドラインを公表しています。内閣府防災情報のページ
「自分にはどんな配慮が必要か」を言葉にしておくことは、必要な支援につながる入口になります。

3. 避難先を一つに決め打ちせず、早めに動ける準備をする

避難所生活が不安な人ほど、「本当に限界になってから考える」流れになりがちです。でも、それだと選べることが減ってしまいます。

政府広報オンラインでは、高齢者や障害のある人など避難に時間がかかる人は、警戒レベル3『高齢者等避難』の段階で避難することが基本だと案内しています。政府広報オンライン

だからこそ大事なのは、ギリギリまで我慢することではなく、
・自宅以外でどこに行けるか
・よくいる場所の近くの避難場所と安全なルート
・誰に連絡するか
を平時に確認しておくことです。政府広報オンラインでも、自宅だけでなく、よくいる場所の近くの避難場所と安全なルートを確認しておくことが勧められています。政府広報オンライン

防災は「避難所を好きになること」ではありません。不安が強くなる前に動けるようにしておくことです。その準備があるだけでも、気持ちはかなり違います。

まとめ

避難所生活が不安で防災を考える手が止まるときは、気合いで乗り越えようとしなくて大丈夫です。まず必要なのは、自分に合う備え方を見つけることです。

今回のポイントは3つです。

  • 不安を「避難所」ではなく「困りごと」に分ける
  • 自分に必要な配慮を短い言葉にしておく
  • 避難先を一つに決め打ちせず、早めに動ける準備をする

避難所への不安があるのは、わがままでも甘えでもありません。暮らしに必要な条件がちゃんとある、ということです。
だからこそ、防災も「みんなと同じ形」ではなく、自分に必要な条件を見つける作業として進めていくほうが、静かに強い備えになります。

参考文献・参照先

【障害のある一人暮らしで、防災が後回しになっているとき】まず整えたい備え3つ前のページ

【防災の準備をしたいのに、何をどこまで備えればいいか決めきれないとき】一人暮らしの備えを絞る考え方3つ次のページ

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