相談支援

【サービス等利用計画って何を書くの?と思った時】身構えすぎなくていい考え方3つ

「サービス等利用計画を書きます」と言われた時、ちょっとだけ心の中で固まる。
これはかなり自然です。名前がまず、強い。しかも「何を書くの?」と聞かれても、こちらは小論文を書きに来たわけではなく、暮らしを少し回しやすくしたいだけなんですよね。
でも、サービス等利用計画は、立派な文章を書くための紙ではありません。厚生労働省の資料では、本人が望む生活を実現するために、どんな支援が必要かを明らかにするものとされています。つまり、書くべきなのは“うまい答え”ではなく、今の暮らしと、こうなると助かるという方向です。厚生労働省
この記事を読むことで、サービス等利用計画に何を書くのか、どこまで準備すればよいのか、計画相談で何を伝えれば福祉サービスにつながりやすいのかが分かり、申請前の不安を減らしやすくなります。

目次

  1. まず書くのは「本人がどう暮らしたいか」
  2. 次に見るのは「今どこで困っているか」
  3. 最後に考えるのは「どんな支えがあると回りやすいか」

1. まず書くのは「本人がどう暮らしたいか」

サービス等利用計画と聞くと、最初に「今の問題を書かなきゃ」と思いやすいのですが、実は土台になるのは本人が望む生活です。
厚生労働省の研修資料でも、利用計画は「本人が望む生活の実現」に向けて、必要な支援を明らかにするものだと説明されています。厚生労働省

ここでいう「望む生活」は、大きな夢を語る時間、という意味ではありません。
たとえば、

  • 一人暮らしを続けたい
  • 通院を無理なく続けたい
  • 家事でつぶれすぎない暮らしにしたい
  • 外出の負担を少し減らしたい

こういうことで十分です。
むしろ、このくらい具体的なほうが話しやすいです。人生の五カ年計画みたいなものは、ここではいりません。まずは「今より少し回しやすい生活」のイメージが出せれば十分です。

2. 次に見るのは「今どこで困っているか」

次に大事なのは、生活のどこで止まりやすいかです。
厚生労働省は、サービスの支給決定にあたって、心身の状況だけでなく、社会活動、介護者、居住の状況、サービス利用意向、そしてサービス等利用計画案などを踏まえて判断すると示しています。厚生労働省

つまり、計画の中で大事なのは、「困っています」だけではなく、どこで、どう困るかです。

たとえば、

  • 通院がある週は家のことまで回らない
  • 買い物の前段階で疲れてしまう
  • 体調が落ちた時に立て直しにくい
  • 一人では難しい場面が増えてきた

こういうことです。
ここは、かっこよく整理されていなくて大丈夫です。生活の困りごとは、だいたい最初からきれいには並びません。むしろ少しごちゃついているのが普通です。計画相談は、そのごちゃつきを一緒に整理するためにもあります。厚生労働省

3. 最後に考えるのは「どんな支えがあると回りやすいか」

サービス等利用計画には、必要な支援の内容や方向も入ってきます。
厚生労働省の資料では、公的な支援だけでなく、生活の各領域で必要な支援を明らかにし、関係者の役割を見えるようにすることが大切だとされています。厚生労働省

ここで考えるのは、「この制度名を書けるか」より、
どんな支えがあると生活が少し回しやすくなるかです。

たとえば、

  • 通院や外出の負担を減らしたい
  • 家事の一部を手伝ってもらえると助かる
  • 一人で抱え込まない形を作りたい
  • 困った時に相談できる人や仕組みがほしい

こういう方向が見えてくると、計画相談の場でも話が進みやすくなります。
計画相談支援は、課題の解決や適切なサービス利用に向けて、利用計画の作成や見直しを支える仕組みです。だから、最初から“正解の制度名”を言い当てなくて大丈夫です。厚生労働省

まとめ

サービス等利用計画って何を書くのか。
ざっくり言うと、この3つです。

  • どう暮らしたいか
  • 今どこで困っているか
  • どんな支えがあると回りやすいか

つまり、書くのは立派な作文ではなく、暮らしの設計メモに近いものです。
うまく書こうとしすぎなくて大丈夫ですし、最初から全部整理できていなくても大丈夫です。生活の困りごとと、こうなると助かるという方向が少しでも出せれば、それは十分に計画の入口です。
福祉の書類は、ときどき紙の顔をして近づいてきますが、本当は暮らしの話をするための道具です。そこを見失わなければ、少し気が楽になります。

参考文献・参照先

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