「急ぎではないけれど、気になっている用事」が少しずつたまって、気づいたらそれだけで気持ちが重くなっていた。そんなことはありませんか?
すぐに困るわけではない連絡、あとでもよさそうな確認、いつかやろうと思っている細かい作業。こういう用事は、ひとつひとつは小さくても、頭の中に置きっぱなしになると、じわじわ体力を奪っていきます。
私自身、用事をためこみにくくするために、何にどれくらい時間がかかるかを測って書き出すことと、すぐできるものは先にやることを意識しています。気合いで片づけるというより、「重くなる前に、軽く処理できる形にする」感じです。
今回は、急ぎじゃない用事ほど後回しになって苦しくなるときに、生活を少しラクにする整え方を3つ紹介します。この記事を読むことで、用事をためこみにくくする見方と、今日から使える小さな工夫が見つけやすくなるはずです。
目次
- 用事は「内容」ではなく「かかる時間」で見る
- すぐ終わるものは先に片づけて流れをつくる
- 今日やる分を決めて、抱えすぎないようにする
1. 用事は「内容」ではなく「かかる時間」で見る
後回しになりやすい用事は、「面倒そう」という印象だけが先に立ってしまうことがあります。ですが、実際に測ってみると、5分で終わるものもあれば、20分以上かかるものもあります。ここが見えていないと、頭の中では全部が同じくらい重たく感じられてしまいます。
だから私は、何にどれくらい時間がかかるかを見て、書き出すようにしています。たとえば「返信1本は3分」「書類確認は10分」「予約変更は5分」と分かるだけで、用事の正体がぼんやりした不安から、扱える作業に変わります。厚生労働省は、頭の中だけで考えず、実際に書くことで悩みを客観的に見やすくなり、落ち着いて考えやすくなると説明しています 厚生労働省
2. すぐ終わるものは先に片づけて流れをつくる
全部を重要度だけで並べると、重い用事ばかり残って、着手しづらくなることがあります。そんなときは、すぐできるものを先に終わらせるのも、立派な作戦です。
たとえば、2〜3分で返せる連絡、短い確認、簡単な登録作業などは、先に片づけると「ひとつ進んだ」という感覚が出ます。この小さな前進があると、そのあとに少し重い用事へ入りやすくなります。厚生労働省「こころの耳」の資料でも、課題はできるだけ具体的に書き出し、優先順位の高い順に整理したうえで、目標を高くしすぎず、何らかの形で必ず行動に移すことが大切だと示されています 厚生労働省(こころの耳)
「全部きれいに終わらせる」ではなく、「まず動き出せるようにする」と考えると、後回しの山は少し低くなります。最初の一歩は、立派さより、動きやすさ優先でいいのだと思います。
3. 今日やる分を決めて、抱えすぎないようにする
用事がたまりやすい人ほど、まじめです。気になることを全部ちゃんと覚えていて、全部やらなきゃと思いやすい。けれど、今日できる量には限りがあります。
だからこそ、「気になっていること全部」ではなく、「今日やる分」を分けることが大事です。私は、書き出したあとに、今日やるものと今日はやらないものを分けるだけでも、だいぶ頭が軽くなります。厚生労働省のセルフケアの考え方でも、その日の気分や体調に合わせて無理のない方法を選ぶことが勧められています 厚生労働省
ここで大切なのは、「やらない」と決めた用事を、投げたことにしないことです。今日は保留、次に回す、と置き場所を決めるだけで十分です。全部を今すぐ処理しようとしないほうが、結果として生活は止まりにくくなります。
まとめ
急ぎじゃない用事ほど、後回しにすると心の中で大きくなりやすいです。だからこそ、
- 何に何分かかるかを見て書き出す
- すぐ終わるものは先にやる
- 今日やる分だけを決める
この3つを意識するだけで、ためこみ方はかなり変わります。
用事をなくすことは難しくても、重くなる前に小さく扱うことはできます。生活を回す力は、気合いの強さではなく、仕組みのやさしさで支えたほうが長続きします。後回しを責めるより、後回しになりにくい形を作る。そのほうが、毎日は少し穏やかです。
参考文献・参照先
- 厚生労働省「今の気持ちを書いてみる」
https://www.mhlw.go.jp/kokoro/youth/stress/self/self_02.html - 厚生労働省「こころと体のセルフケア」
https://www.mhlw.go.jp/kokoro/youth/stress/self/index.html - 厚生労働省「こころの耳」IT業におけるストレス対処への支援
https://kokoro.mhlw.go.jp/brochure/supporter/files/stresstaisyo22-it.pdf












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