やることは決めた。最初の一歩も出た。なのに、気づいたら別のことをしていた。そんな日はありませんか?
通知が気になったり、急に別の用事を思い出したり、少し疲れただけで集中がふっと切れたり。これは「集中力が足りない」というより、戻る仕組みがないまま頑張っていることが原因のときがあります。
私自身、気がそれることをゼロにするより、それても戻りやすい形を作ることのほうが大事だと感じています。生活でも作業でも、止まらない人になるより、戻れる人のほうが強い。少し地味ですが、これが案外いちばん効きます。
今回は、やることを決めたのに途中で気がそれるときに、もう一度戻りやすくする工夫を3つ紹介します。この記事を読むことで、「気がそれた=失敗」で終わらせず、もう一度流れに乗り直す考え方が見つけやすくなるはずです。
目次
- 途中で止まっても分かるように、今いる場所を見える化する
- 気がそれたあとに戻る一歩を、小さく決めておく
- その日の体調に合わせて、戻り方を変えてよい
1. 途中で止まっても分かるように、今いる場所を見える化する
気がそれたときにしんどいのは、「何をしていたか」まで分からなくなることです。だから大事なのは、集中を切らさないことより、途中で止まっても再開できる形にしておくことです。
たとえば、作業の途中で
- 今やっていること
- 次にやること
- 終わったところ
を短く書いておくだけでも、戻りやすさはかなり変わります。付せんでも、手帳でも、スマホのメモでも大丈夫です。厚生労働省は、頭の中だけで抱えず、気持ちや考えを書き出すことで、悩みを客観的に見やすくなり、落ち着いて考えやすくなると説明しています 厚生労働省
「どこまで進んだか」が見えるだけで、気がそれたあとの再開はずっと軽くなります。
2. 気がそれたあとに戻る一歩を、小さく決めておく
気がそれたあとに戻れないのは、「またちゃんとやらなきゃ」と思いすぎるからです。再開のハードルが高いと、心の中で小さくため息が出ます。
だから私は、戻るときの一歩を小さくしておくのが大事だと思っています。たとえば、
- メールを1通だけ開く
- メモを1行だけ書く
- 次にやることを1つだけ確認する
このくらいで十分です。厚生労働省「こころの耳」の資料でも、課題は具体的にし、目標を高くしすぎず、スモールステップで考えること、そして何らかの形で必ず行動に移すことが大切だと示されています 厚生労働省(こころの耳)
戻るときに必要なのは、気合いではなく、足をかけやすい低い段差です。
3. その日の体調に合わせて、戻り方を変えてよい
毎日、同じやり方で戻れるとは限りません。すぐに再開できる日もあれば、今日はちょっと無理そう、という日もあります。そんなときまで同じ基準で自分を追い立てると、ますます戻りにくくなります。
厚生労働省のセルフケアのページでも、その日の気分や体調に合わせて、無理のないメニューを選ぶことが勧められています 厚生労働省
これは作業にもそのまま使えます。
たとえば、
- 元気がある日 → 少し重めの作業に戻る
- 疲れている日 → 確認だけする
- かなりしんどい日 → 今日はここまでと決める
こんなふうに、戻り方を変えてよいのだと思います。大切なのは、昨日と同じ量をこなすことではなく、今日の自分でも戻れる形を選ぶことです。
まとめ
やることを決めたのに途中で気がそれるときは、
- 今いる場所を見える化する
- 戻る一歩を小さくしておく
- その日の体調に合わせて戻り方を変える
この3つで、かなり立て直しやすくなります。
気がそれない人になるのは、なかなか難しいです。でも、気がそれても戻れる形を持っていれば、生活も作業も止まりにくくなります。
一直線に進める日ばかりではなくても大丈夫です。少しそれても、また戻れる。そういう整え方のほうが、毎日にはよく合います。
参考文献・参照先
- 厚生労働省「今の気持ちを書いてみる」
https://www.mhlw.go.jp/kokoro/youth/stress/self/self_02.html - 厚生労働省「こころと体のセルフケア」
https://www.mhlw.go.jp/kokoro/youth/stress/self/index.html - 厚生労働省「こころの耳」IT業におけるストレス対処への支援
https://kokoro.mhlw.go.jp/brochure/supporter/files/stresstaisyo22-it.pdf













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